まず、入手の経緯は入手編の方を見ていただくとして。
何せ6冊315円で買ったものだし、評価もあるコミックなので、損をしたと思うことはないだろうと楽観していました。
しかし……。
感想…… §
白い……。
スカスカ……。
キャラクターの区別がつかない。
あまりに幼稚なキャラクターの性格付け。
単純すぎ、説得力というものが感じられないストーリー。
あまりにあっさり馴染みすぎる異世界人。
仕事や組織というものに対する認識のあまりの浅さ。
高校生があまりにもあっさりと学校をやめてしまう展開の説得力のなさ。
etcetc……。
結論…… §
作者は、あまりに社会経験が乏しすぎるまま漫画家になってしまい、それゆえに作品そのものがスカスカにならざるを得ない……。
典型的な「賢い子供が、大人になる機会を得ることなく体だけ大きくなってしまった」というタイプ?
いや、ちょっと待て。それは結論なのか? §
一時、そのような結論に傾き掛けたのですが、はたと気付きました。
これは結論ではあり得ないのです。
なぜなら、単に「体が大きくなった賢い子供」であるというだけで商業出版物の作者になることはできないし、まして客である読者の支持を得ることなどあり得ません。
しかも、この作品が星雲賞コミック部門(第21回 1990年)を受賞しているという経歴を考えれば、幅広い一般性を持って支持されていたという事実があると見て間違いないでしょう。
ということは、真の結論とはいったい……?
驚きの結論は、感想の後編に続く! って続きものかい! (ぜひ後編を読んでください)